高校生の起立性調節障害は、中学生から続いているケースと、高校進学後の環境変化で強く出るケースがあります。全日制高校では出席日数や単位が進級に直結するため、中学生のとき以上に「進路」の悩みが大きくなります。ここでは高校生ならではの課題と選択肢を整理します。
「病気による欠席で、学習意欲はある」ことを診断書と面談で学校に伝えます。調査書(内申)に病気療養の特記事項を書いてもらえないか相談するのも有効です。
2限や午後からの登校を認めてもらう、欠課分を補習や課題で補える科目がないか確認する、体育の実技を見学・レポートに代替できないか相談する、といった調整が可能な学校もあります。
進級が難しそうなときは、担任・保護者・主治医で早めに話し合います。留年して同じ高校に在籍、転校、通信制・定時制への編入など、選択肢は一つではありません。
通信制高校は、レポート提出とスクーリング(登校日)が中心で、体調に合わせて学習を進められます。定時制は1日の授業時間が短く、朝が苦手でも通いやすい形態です。「全日制をやめる」ことは進路を狭めることではなく、通信制から大学進学する人も多くいます。
受験を経験した先輩の声は経験談ページでも紹介しています。
まず担任・保護者・主治医で現状を共有し、補習や課題で単位を補えないか、進級の条件を具体的に確認します。難しい場合は、留年・転校・通信制編入を比較検討します。早く動くほど選択肢が多く残ります。
不利になるとは限りません。通信制でも大学受験対策コースがあり、総合型選抜や一般選抜で進学する人は多くいます。体調を整えて学習を継続できる環境を選ぶことのほうが、長期的にはプラスになります。
高校生の多くは成長とともに改善しますが、一部は大人になっても症状が残ります。詳しくは大人の起立性調節障害のページをご覧ください。
本ページは下記などの情報を参考に、経験者の視点で構成しています。症状や治療の判断は必ず医療機関にご相談ください。