OD Support
無料相談を始める
COLUMN

起立性調節障害の治し方|治療の進め方と回復までの見通し

起立性調節障害の治療は、「生活の工夫(非薬物療法)」が土台で、それでも不十分な場合に薬を組み合わせるのが基本的な流れです。すぐに劇的に良くなる特効薬があるわけではなく、体の成長とともに整っていくのを支えるイメージが近いです。

本ページは一般的な情報であり、診断・治療を目的としたものではありません。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
起立性調節障害の治療は非薬物療法を土台に必要に応じて薬物療法を加えること、軽症で数か月・中等症以上で1〜3年かかり高校卒業前後で改善する人が多いことを示した図
治療は生活の工夫が土台。回復には数か月〜数年かかることが多い

まずは非薬物療法(生活の工夫)

水分・塩分をしっかりとる

血液量を保つため、水分は1日1.5〜2L、塩分は普段より少し多めが目安です。電解質入りの飲料や経口補水液が使われることもあります。

起き上がり方・立ち方の工夫

起きる前に水を飲む、頭を最後に上げるようにゆっくり起き上がる、立つときは一度しゃがんでから、長時間の起立中は足踏みや足の運動をする、などで立ちくらみを軽減できます。

運動療法

症状が軽い午後に、散歩や軽い筋トレ(スクワット、足踏み)から始めます。水中歩行は下肢の血液が戻りやすく相性が良いとされます。無理のない範囲で継続することが重視されます。

生活リズム

就寝・起床時刻をできるだけ一定にし、日中は横にならずに過ごす時間を増やします。夜のスマホ・ゲームは寝つきを悪くするため控えめに。

弾性ストッキング・腹部バンド

下半身に血液がたまるのを防ぎ、血圧低下を抑える目的で使います。圧の強いものは医師に相談して選びます。

薬物療法

非薬物療法で改善が乏しい場合、血圧を保つ薬(昇圧薬)などが使われることがあります。薬はサブタイプや症状に応じて医師が選択するもので、自己判断で市販薬を使うのは避け、必ず主治医と相談してください。

治るまでの期間の目安

  • 軽症では、生活の工夫で数か月のうちに日常生活が送れるようになることが多い
  • 中等症〜重症では、改善に1〜3年程度かかることがある
  • 高校卒業〜20歳前後で大きく改善する人が多いとされる
  • 一部は大人になっても症状が残る(大人の起立性調節障害)

進学・新学期・季節の変わり目(特に春・梅雨)や、睡眠不足・感染症のあとに悪化しやすい傾向があります。良くなったり戻ったりを繰り返しながら、全体として回復していくのが典型的な経過です。

よくある質問(FAQ)

起立性調節障害はどのくらいで治りますか?

軽症では数か月、中等症以上では1〜3年が目安とされますが、個人差が大きい病気です。多くは高校卒業前後で大きく改善します。

市販薬やサプリで治せますか?

起立性調節障害を治す市販薬はありません。塩分・水分補給の補助になる飲料はありますが、症状が続く場合は自己対応せず受診してください。

一度良くなっても再発しますか?

進学や季節の変わり目、睡眠不足、感染症のあとなどに症状がぶり返すことがあります。再発時も、これまでの生活の工夫を再開することが対処の基本です。

今の状態を、5分で整理してみませんか

無料の問診票で、症状や生活の状態を書き出せます。登録は不要です。

無料の問診票に進む →
関連ページ
参考にした情報源

本ページは下記などの情報を参考に、経験者の視点で構成しています。症状や治療の判断は必ず医療機関にご相談ください。