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COLUMN

起立性調節障害のセルフチェック|症状の目安と診断の流れ

「これは起立性調節障害かもしれない」と思ったとき、まず症状の傾向を整理すると受診がスムーズになります。ここでは家庭でできるセルフチェックの目安、起立性調節障害の4つのサブタイプ、医療機関での診断の流れを紹介します。セルフチェックは診断ではなく、あくまで受診の判断材料です。

本ページは一般的な情報であり、診断・治療を目的としたものではありません。症状が続く場合は医療機関にご相談ください。
起立性調節障害の4つのサブタイプ(起立直後性低血圧INOH、体位性頻脈症候群POTS、血管迷走神経性失神、遷延性起立性低血圧)の特徴を並べた図
起立性調節障害の4つのサブタイプ

セルフチェックの目安

日本小児心身医学会は、次のような症状のうち複数が当てはまる場合に起立性調節障害を疑うとしています。

  • 立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい
  • 立っていると気持ちが悪くなる、ひどいと倒れる
  • 入浴時あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる
  • 少し動くと動悸あるいは息切れがする
  • 朝なかなか起きられず、午前中調子が悪い
  • 顔色が青白い
  • 食欲不振
  • へそのまわりの痛みをときどき訴える
  • 倦怠あるいは疲れやすい
  • 頭痛
  • 乗り物に酔いやすい

3つ以上当てはまる、または2つでも症状が強い場合は、医療機関への相談が勧められます。

起立性調節障害の4つのサブタイプ

起立直後性低血圧(INOH)

起立直後に血圧が大きく下がり、回復に時間がかかるタイプ。最も多いとされます。

体位性頻脈症候群(POTS)

血圧は下がらないものの、起立時に心拍数が異常に増えるタイプ。動悸や頭痛、倦怠感が強く出やすいです。

血管迷走神経性失神

起立中に急に血圧と心拍が下がり、失神するタイプ。

遷延性起立性低血圧

起立してしばらく(数分以上)経ってから徐々に血圧が下がるタイプ。

医療機関での診断の流れ

  • 問診(症状の内容・時間帯・生活状況・家族歴など)
  • 一般的な検査で、貧血・甲状腺・不整脈など他の病気がないか確認
  • 新起立試験:横になった状態と立った状態での血圧・心拍の変化を測定し、サブタイプを判定

診断されたら、生活の工夫や、必要に応じて薬による治療が始まります。治療と回復の見通しはこちら。

何科を受診する?

思春期は小児科、大人は内科・循環器内科が基本です。詳しくは起立性調節障害とはのページでも解説しています。

よくある質問(FAQ)

セルフチェックで当てはまったら起立性調節障害ですか?

セルフチェックはあくまで受診の目安で、診断ではありません。当てはまる項目が多い場合は、医療機関で新起立試験などを受けて確認することが必要です。

何項目当てはまったら受診すべきですか?

日本小児心身医学会の基準では大症状・小症状の組み合わせで判断しますが、目安として3つ以上、または2つでも生活に支障がある場合は受診をおすすめします。

起立性調節障害の検査はどんなものですか?

代表的なのは新起立試験です。ベッドで10分ほど安静にした後、起立して血圧と心拍の変化を一定時間測定し、どのサブタイプかを判定します。痛みを伴う検査ではありません。

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参考にした情報源

本ページは下記などの情報を参考に、経験者の視点で構成しています。症状や治療の判断は必ず医療機関にご相談ください。