「これは起立性調節障害かもしれない」と思ったとき、まず症状の傾向を整理すると受診がスムーズになります。ここでは家庭でできるセルフチェックの目安、起立性調節障害の4つのサブタイプ、医療機関での診断の流れを紹介します。セルフチェックは診断ではなく、あくまで受診の判断材料です。
日本小児心身医学会は、次のような症状のうち複数が当てはまる場合に起立性調節障害を疑うとしています。
3つ以上当てはまる、または2つでも症状が強い場合は、医療機関への相談が勧められます。
起立直後に血圧が大きく下がり、回復に時間がかかるタイプ。最も多いとされます。
血圧は下がらないものの、起立時に心拍数が異常に増えるタイプ。動悸や頭痛、倦怠感が強く出やすいです。
起立中に急に血圧と心拍が下がり、失神するタイプ。
起立してしばらく(数分以上)経ってから徐々に血圧が下がるタイプ。
診断されたら、生活の工夫や、必要に応じて薬による治療が始まります。治療と回復の見通しはこちら。
思春期は小児科、大人は内科・循環器内科が基本です。詳しくは起立性調節障害とはのページでも解説しています。
セルフチェックはあくまで受診の目安で、診断ではありません。当てはまる項目が多い場合は、医療機関で新起立試験などを受けて確認することが必要です。
日本小児心身医学会の基準では大症状・小症状の組み合わせで判断しますが、目安として3つ以上、または2つでも生活に支障がある場合は受診をおすすめします。
代表的なのは新起立試験です。ベッドで10分ほど安静にした後、起立して血圧と心拍の変化を一定時間測定し、どのサブタイプかを判定します。痛みを伴う検査ではありません。
本ページは下記などの情報を参考に、経験者の視点で構成しています。症状や治療の判断は必ず医療機関にご相談ください。