
起立性調節障害を疑ったとき、多くの人が最初につまずくのが「そもそも何科に行けばいいのか」です。結論を言うと、受診先は年代でほぼ決まります。ここでは子ども・高校生・大人それぞれの受診先、かかりつけ医から専門外来までの流れ、受診の準備、注意すべきサインを整理します。
思春期の起立性調節障害は小児科が主な担当です。日本小児心身医学会が診断・治療のガイドラインを出しており、まずはかかりつけの小児科に相談します。
15〜18歳は小児科の対象年齢に含まれます。起立性調節障害に慣れているのは小児科なので、高校生でも小児科の受診で問題ありません。かかりつけの内科がある場合はそこでも相談できます。
大人は、まず一般内科、または血圧・心拍の調節を扱う循環器内科が相談先です。新起立試験やヘッドアップティルト試験ができる医療機関だと診断がスムーズです。詳しくは大人の起立性調節障害もご覧ください。
いきなり専門外来を探す必要はありません。まずかかりつけ医(子ども=小児科、大人=内科)に相談し、そこで新起立試験を受けるか、適切な科・医療機関を紹介してもらうのが基本です。
一部の小児科・総合病院・大学病院が、起立性調節障害の専門外来を設けています。ガイドラインに沿った検査と治療が受けられます。受診にはかかりつけ医からの紹介状があるとスムーズです。「お住まいの地域名+起立性調節障害+外来」で検索するか、かかりつけの小児科に「専門的に診てもらえるところはないか」と相談してみてください。
朝の不調・立ちくらみ・強い倦怠感は、鉄欠乏性貧血、甲状腺機能の低下、不整脈、低血糖、まれに神経の病気などでも起こります。血液検査などで他の原因がないかを確認する意味があるため、「たぶん起立性調節障害だから」と自己判断せず、一度医療機関で診てもらうことが大切です。
これらがある場合は、循環器内科の受診や救急への相談も検討してください。
高校生(15〜18歳)は小児科の対象年齢に含まれ、起立性調節障害に慣れているのも小児科です。まずは小児科をおすすめします。かかりつけの内科がある場合はそこで相談し、必要なら紹介してもらう形でも問題ありません。
多くのかかりつけ小児科・内科で、問診と新起立試験による診断が可能です。まずかかりつけ医に相談し、専門的な検査や治療が必要な場合に専門外来を紹介してもらう流れが一般的です。
「地域名+起立性調節障害+外来」で検索するほか、かかりつけの小児科や学校の養護教諭に地域の医療機関を尋ねる方法があります。受診時は、ガイドラインに沿った診断(新起立試験など)をしてくれるかを確認するとよいです。
生活に支障が出ているのに検査や説明がない場合は、起立性調節障害を専門的に診ている医療機関や、小児心身医学会に所属する医師のいる病院へのセカンドオピニオンを検討してください。学校のスクールカウンセラーが医療機関の情報を持っていることもあります。
内科、または循環器内科が基本です。自律神経外来や、ストレスの影響が大きい場合は心療内科も選択肢になります。
本ページは下記などの情報を参考に、経験者の視点で構成しています。症状や治療の判断は必ず医療機関にご相談ください。